”完全英語”のこだわりとは?

 私どもが妙典でインターナショナルスクールを開校してから、今年で10年になります。

この間に「インターナショナル」を掲げるスクールが大分増えてきて、「他のインターナショナルうスクールとどこが違うのか?」というご質問を頂くことが多いです。「インターナショナルスクール」は「幼稚園」や「保育園」と違い、こうでなければならないというものがないので、複数のスクールを見学頂いた方からは「全然違うものですね」というお話を頂戴します。

 私どももこだわりはいろいろあるのですが、特に英語習得面で一番と掲げているのが「完全英語の徹底」になります。これは一見「えっ?インターなんだからAll Englishは当たり前じゃないの?」と思われるかもしれません。ところが残念ながら実際はそうではないところが多いというのが実態だと思います。特に日本人のお友達同士の場合はきちんとルールを決めないと日本語で話してしまうのです。Little gemsでは、「休み時間やお昼ご飯(今は黙食にしていますが)、Parkの時間を含めて英語のみを使う」というルールを徹底させています。これは、「英語のSpeaking力」に如実に差が出てくるからです。英語だけで過ごすという事は、休み時間もただ遊んでいるだけではなく、貴重な英語のアウトプットの時間となります。

 こういう話をすると、「英語ばかり使っていると肝心の日本語ができなくなるのではないか」というお話を頂戴する事もあります。しかしこれも心配はいりません。当校で過ごすのは、延長託児がなければ週25時間、これでも日本語の時間の方が英語の倍近くになります。実際に当校に通われているお子様も問題はありません。ただ、延長託児を利用して18時、最大19時までお預かりしているお子様に関しては別のルールを設けています。18時までずっと英語だと、英語の時間が日本語の時間を完全に上回ってしまうため、これだと日本語のボキャブラリーに支障が出ると考えています。そのため、延長託児を利用しているお子様に関しては15時のおやつの時間を境に日本語のスイッチするようにルールを定めています。子供たちは器用なものでは15時までは英語でおしゃべりをしてても、15時を境に日本語にきちんと切り替えておしゃべりができています。